つくりやまこふん
作山古墳

県下第2位を誇る規模の古墳で自然の中に存在する古代の巨大モニュメント

全国第10位、県下第2位の規模を誇る前方後円墳で、岡山市の造山古墳(全国第4位、県下最大)に次いで、5世紀中ごろに築造されたものです。丘陵を三段に整形加工した斜面と平らな面からなる墳丘は、現在草と木で覆われ一見山にしか見えませんが、築造当時は平らな面に5千本以上もの埴輪(はにわ)が立て並べられ、斜面には石が敷き詰められていました。自然の景観の中にある巨大なモニュメントは、吉備の大首長の権力を誇示したものと思われます。しかしながら、作山古墳は畿内の大王墓と異なり、後円部は正円ではなくだ円形で、前方部も台形状の突出がみられるなど、不整な形態をしています。また、前方部の前面には丘陵の一部が、取り除かれないまま残されていることから、作山古墳に葬られた吉備の首長は、畿内の大王ほど、古墳築造にかける余力がなかったのではないでしょうか。造山・作山の両古墳は天皇の墓とされていないため、中に立ち入ることができる最大の古墳です。

基本情報

住所〒719-1124 総社市三須
電話番号0866-92-8363(総社観光プロジェクト課文化財係)
営業時間
定休日
料金
最寄駅JR総社駅
交通
アクセス
JR総社駅からタクシーで約10分
駐車場あり

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