きのじょう
鬼ノ城

「日本100名城」の一つで平成30(2018)年5月24日、日本遺産に認定

総社平野の北にそびえる標高約400mの鬼城山(きのじょうざん)山頂付近に築かれた古代の山城です。城壁には4つの門と6つの水門が付設されています。その内部からは、建物や倉庫群・水場・のろし台、鍛冶工房などが発見されています。鬼ノ城は、『日本書紀』などの歴史書にその名がみられないことから、築造時期が不明な謎の城でしたが、最近の発掘調査成果から、7世紀後半に造られた可能性が高くなっています。660年、唐・新羅の連合軍により百済が滅んだことから、大和朝廷は援軍を朝鮮半島に派遣します。しかし、663年、唐・新羅の連合軍に百済・倭軍は白村江で大敗し、日本へ逃げ帰ります。唐・新羅の連合軍が攻めてくることをおそれ、防御のために北部九州や瀬戸内沿岸に山城が造られますが、鬼ノ城もその一つではないかと考えられます。また、鬼ノ城には吉備津彦命に退治された百済の王子:温羅(うら)が住んでいたといわれ、温羅伝説の発祥の地でもあります。約2.8kmにわたる城壁に沿って整備されたウォーキングコースもおすすめです。

基本情報

住所〒719-1105 総社市黒尾1101-2(総社市鬼城山ビジターセンター)
電話番号0866-99-8566(総社市鬼城山ビジターセンター)
営業時間
定休日
料金
最寄駅JR服部駅
交通
アクセス
JR服部駅からタクシーで約12分
駐車場普通車30台

※サイト内の情報は2023年06月21日現在のものです。詳しくは各施設・店舗にお問い合わせください。